
西東京バスって
どんな仕事をするの?
吉田 亜由美
入社11年目
仕事紹介
運転士の一番大事な事は、お客様の安全を守ることです。
出勤〜車両点検〜入庫〜退勤までの流れで、運転士の1日をご紹介します。
運転士の1日
出勤
出庫20分前の出勤ですが、余裕を持って出勤することで気持ちにゆとりが出来、無事故につながります。
出勤後はまず、アルコールチェックを行います。
車両点検
運転士自身で車両点検を行います。運行中に故障があれば、お客様にご迷惑をかけます。
安心してご利用いただけるよう念入りに点検を心がけます。
始業点呼
車両点検後、身だしなみを整え運行前の点呼を行います。点検結果と自身の健康状態を運行管理者に報告。
運行管理者からその日の指示事項が伝えられ、安全意識が高まります。
出庫
運転席に座り、1日のスケジュールの確認を行い、気持ちを集中させます。
いよいよ運転の始まりです。
休憩
前半の仕事が終わると、営業所や出先休憩所にて休憩を取ります。仲間とコミュニケーションを取ったり、食事をしたり楽しいひとときです。
休憩中に英気を養い後半の仕事に就きます。
入庫
1日の乗務が終わり入庫です。ここで気を抜かず最後のひと頑張り。
車両に異常がないか、車内外の点検を行います。
終業点呼
終業点呼にて1日の運行状況を日報に記入し、運行管理者に報告。アルコールチェックを行い、1日の勤務の終了です。お疲れさまでした。
退勤
次の出勤日の仕事内容を確認して帰宅します。
仕事紹介
バス運転士となるためには、大型二種免許が必要となります。 大型二種免許は普通自動車免許取得後3年以上かつ21才以上でないと取得できません。 大型二種免許取得までの間、運転士候補生として、業務知識の習得やお客様の第一線に立って接客経験を積みます。 よって、大型二種免許取得後は、運転技術を習得すれば運転士として早くスタートができます。 様々な知識や経験を積んでいるので、将来のキャリアアップやキャリアチェンジの近道にもなります。
本社勤務
入社から2か月間、本社教育にて、社会人マナー・路線習熟・接客対応・電話対応・車いす乗車扱い・駅前等での案内などの基礎訓練を経て、営業所での勤務に変わります。
営業所勤務
営業所での業務は、先輩指導のもと、電話やお客様窓口、バス乗り場での問い合わせ対応や事務員の補助として、会計、事務作業を行います。
当社は観光地もあることから、行楽シーズンは増発対応に伴う車掌業務や案内等の応援に出向くこともあります。
2年目になると後輩指導が加わります。またよりレベルの高い業務や社用車の運転業務など仕事の範囲が広がります。
普通自動車免許取得から3年経過した者から順次大型二種免許取得。教習がはじまるとバス運転教習に集中してもらいます。
仕事紹介
整備士が表舞台に立つことはあまりありませんが、お客様が安全・安心にご利用していただく陰には、整備士の存在が欠かせません。 同じ型式のバスでも、クセや特性があり個性があります。
これを整備士は把握しているのです。車のカルテのようなものがあり、整備士はバスの健康を見守るドクターのような役割を担っています。 お客様から直接感謝されることは少ないですが、社員はみんな縁の下の力持ちとしての役割を知っています。
だから安心して運転できる車両に整備する整備士に社員もありがとうの一言があります。
バスは大きい・重いというイメージがあり、大雑把に見えるかもしれませんが、繊細かつ緻密な構造です。人を乗せて走る乗り物なので、安全に妥協はありません。
バスの部品は大きくて重さもありますが、機械や工具を使うので、時には力も必要になることもありますが、コツをつかめば無駄な力は不要です。 当社で働いている整備士の多くが、未経験で入社し、働きながら資格を取得しています。
経験を積みながら様々な資格取得を会社が支援するので、未経験の方でも心配はありません。
整備士の仕事
計画整備
事業用自動車は3か月ごとの法定点検が義務付けられていますが、当社では法定点検に加え、45日ごと(高速道路を走行する車両については30日ごと)の自主点検整備を実施。
車両が大きいため、数名のチームで整備を実施しています。
修理
万全な計画整備を行っていても故障は発生します。
バスも電子化が進んでいるため、電子制御による部品については、専用の診断機を使って故障個所を見つけますが、まだまだ目や音、経験から故障個所を見つけ出すことが多く、腕の見せ所でもあります。同じ型式の車両でも車両ごとにクセがあり、整備士は1台ごとの車両を把握しています。車の治療をするドクターと言えます。
また、バスにはバス運転者が一人で運行するための運賃収受機器や運賃表示器、放送装置などのワンマン装置や様々な機器が搭載されていて、それらの修理も整備士が担っています。
傷や破損した場合にも整備士が活躍します。板金塗装も熟練した技術が求められます。
タイヤ交換
一日に相当な距離を走行するので、タイヤの消耗は激しく、安全な走行に直結することから、こまめな点検と交換作業は重要な仕事の一つです。
部品在庫管理
日々部品交換が行われていますが、常に部品在庫を適正量に確保するため、在庫管理は欠かせません。
点検方法指導・教育
日常点検は運転士が行います。故障防止のため日常点検が重要となるので、点検のポイントや新しい車両の構造、特性などを説明する役割もあります。
また、新人運転士が配属された際、整備士から点検方法について、実践的な指導を行います。
仕事紹介
バスの運行は、バス運転士が一人で行っているわけではなく、後方要員として車両を管理する「整備士」と、運行を管理する「運行管理者」の存在が不可欠です。 事務員で入社すると、はじめにバスの運行管理業務に従事します。 日々の業務は、運転士の出勤から退勤までの管理となります。
運転士が運行する前には、バス運転士が一日運転を行っても問題ないかをチェックし、運行が始まると指示どおりに運行できているか、運行中に小さな異常があっても運転士から報告があるので、それら全てに迅速かつ的確な指示を行うことが求められます。
よって、はじめは運行管理補助として、先輩から実践で学んでいき、様々な経験を積み判断ができるようになります。 運行管理者はその日の責任者として権限が与えられ、司令塔としての役割を担います。
表に出る仕事ではありませんが、その日の運行の良し悪しは運行管理者にかかっています。プレッシャーもありますが、お客様が安全安心快適にご利用いただくことに使命感を持って業務を遂行しています。
また、総合職は、運行管理業務に加え、本社勤務もあり、バスに関係するあらゆる仕事に携わる可能性があります。将来の幹部候補となっていただきます。
事務員の仕事 営業所勤務
運行管理
旅客自動車運送事業の要です。毎日の乗務員の点呼、運行指示を行い、刻一刻と変わるバスの運行を管理します。 また、運転士への事故防止や接遇向上等の指導教育や、運転士の労働時間管理など業務が多岐にわたります。
売り上げ管理
日々の運賃やお客様窓口での販売による売上の集計を行います。
日々のデータ蓄積により、利用状況等を分析し、利便性向上につなげていきます。
勤務管理
乗務員の勤務の割付け、配車を行います。勤務実績を集計し、毎月の給与計算を行います。
事務員の仕事 本社勤務
総合職の方は、営業所と本社どちらにも勤務することとなります。人事異動があります。 本社では、運行ダイヤを決定したり営業所の運行をサポートする部署や一般管理部門として人事、経理、企画、総務、広報などの担当部署に配置されることもあります。 将来の幹部として、様々な業務に関わることとなります。
関わる部署、経理や企画、広報など、
事務員の仕事(役割)は
部門によってさまざまです。
部門間の人事異動が定期的にあり、
総合的なスキルアップを目指します。